自動ドアの不具合を徹底解説 / 仕組み 動作しない 勝手に開く 修理
一般的に店舗入口などに設置してある自動ドア仕組みについて書かせていただきます。
大きく分けて三つの装置で自動ドアが動くようになっています。
以下は、自動ドアの仕組みを図にしたものです。
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検出装置
自動ドアのそばに来た人や物を感知するセンサーを検出装置といいます。
種類はたくさんありますが代表的なものを紹介します。
検出装置の代表例
無目付センサー 天井センサー
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自動ドアサッシ方立に組み込まれている挟まれ防止センサー
光電センサー ビームスイッチ 安全光線ともいいます。
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駆動装置
自動ドアを動かす部品をモーターといいます。
電気式や空圧式や油圧式などいろいろあります。一般的には電気式です。
吊車やハンガーレールなどもこちらの装置になります。
制御装置
ドアの開閉をコントロールする制御装置またコントローラーとも言います。
コントローラーはドアの移動するドアストロークやドアが開閉するスピード調整を行う装置です。
閉まるときに人が検出されると、ドアが開いたり閉まったりする反転動作などを指示する役割があります。
これらの3つの装置についてまとめます。
連携機能で毎日の自動ドアが開いたり閉まったりしますし、開閉の回数も相当多いでしょう。
暑い日や寒い日も休みなく動いています。調子悪くなるのも理解しますよね!
自動ドアの寿命や耐用年数についてお話させてください。
経年劣化や部品の摩耗で交換でもしないと自動ドアも元気に動きません。
耐用年数は一般的には15年〜20年ですが、使用頻度や設置条件によっても異なりますので
あくまでも参考程度と考えていただきたく思います。
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最新セキュリティー自動ドアを知ろう!
自動ドアにも色々な仕様や使い方があります。
その中でもセキュリティーは重要視する項目ではないでしょうか。
風除室の2つの自動ドアについては、どちらかの自動ドアが開いているときは反対側は開かないように制御する仕様をインターロック仕様といいます。
また今ある自動ドアに電気錠を追加することで、生体認証機、指紋認証、顔認証、虹彩認証カード認証、暗証番号認証入退室管理システムで管理することもできます。
自動ドアを設置しても十分なセキュリティーを担保することが可能になります。
弊社スタッフには電気工事士資格取得者もおり、上記伴う配線工事も一括に請負ことも可能です。
いろいろな現場または用途合わせて組み合わせも出来るのでご要望にお応え致します。
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自動ドアが動作しない原因のNo.1は”電源”
結論、電源が入っていない場合が考えられます。
以下、3つ原因が考えられます。
・まず電源スイッチが入っているか確認してみましょう
電源ONであればセンサーレンズ部LEDライトが赤、青、緑点滅します。
LED点灯、点滅して全く動かない場合はセンサーもしくは制御器、モーターが破損している可能性がございます。
・電源スイッチは2つある場合がございます
自動ドアレール下もしくは室内側に設置してある2つある場合があります。双方ともご確認ください。
・上記2つ確認事項 「電源スイッチが入っている」「センサーもランプが点いている」状態で自動ドアが開いたまま閉まらない場合は 安全光線ビームスイッチ光電センサーが破損している場合は人や物が挟まれて怪我する場合があり安全上自動ドアは開いたまま状態で閉まってきません。
センサー部、もしくは安全光線部が破損している恐れがあります。
安全光線、もしくは光電センサーとも呼びますが(自動ドアレール下ひざ高さぐらいにある丸いセンサー)、こちらのセンサーは自動ドアの右左あります。そのセンサーが壊れると自動ドアが開いた状態となり閉まりません。
店舗の場合、のぼり旗やのれんや観葉植物などが風などで揺れることで動体検知が働き自動ドアが開閉を繰り返すこともあります。
自動ドア周りに何か動くものなどが置いてないか、ご確認が必要です。
自動ドア検知エリア内に太陽の直射日光などが当たり、エリア内に反射しやすいものが設置してあると検知して開閉が繰り返すことがあります。
その際にはマットを引いたり反射しやすい物を移動させてください。
最後に考えられる原因としましては、タッチセンサー内部基盤が破損している場合です。この場合も自動ドアが開いた状態で閉まりません。
自動ドア修理依頼の流れ
まず弊社電話またメールでお問い合わせください。
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その際に弊社として知りたい情報がございますので、以下ご確認ください。
修理時の確認内容
・自動ドアメーカー
・設置年数(わかる範囲で)
・設置状況
・外部面しているのか
・不具合の症状
分かる範囲で構いませんので受付担当者へお伝えください。
鳴尾 渉
2級 自動ドア施工技能士 資格取得
第2種 電気工事士資格取得
防犯設備士資格取得
自動ドア施工業務を20年以上経験しており、不具合の原因究明に自信があります。
また自動ドア装置だけでなくサッシドアの不具合も原因となる場合もございますので お問い合わせください